2015/12/13

尋常じゃない量のまねき猫に迎えられる 世田谷の「豪徳寺」



尋常じゃない量のまねき猫に迎えられる、世田谷の「豪徳寺」




世田谷の豪徳寺は”まねき猫発祥の寺”として知られていて、無数のまねきねこが奉納されているのだ。

ひこにゃんのモデルになったまねき猫で、小判を持っていないタイプなのだ。



▲豪徳寺


小田原線の駅名ともなっている、世田谷区の豪徳寺は「まねき猫発祥の地」とされている。



まねき猫の書きわりが参拝者をお出迎えしてくれる。



ちょうど桜の咲く季節だったので、広い境内は桜の花びらで埋め尽くされていた。





彦根藩井伊家の菩提寺とあって、桜田門外の変の井伊直弼をはじめ、歴代の井伊家のお墓もあるのだ。






絵馬のデザインもまねきねこ仕様だ。

本来いないはずの猫が干支に入り込んでくるばかりか、背後に観世音菩薩を付き従えているぞ。





▲招猫観音



本殿の横には「招猫観音」が祀られている招猫殿もあるのだ。



このとおり、中心にいるのは招き猫。

これだけ丁重に扱われていると、神々しい存在に思えてくる。


そもそも招き猫の由来は、江戸時代にさかのぼる。彦根藩主井伊直孝が近くを通りかかったとき、寺の境内で猫が手招きをしていたんだとか。まねきにのって、寺で一休みしていると激しい雷雨が降ってきたんだとか。「雨に濡れなかった!縁起がいいや!」と、まねき猫伝説は生まれたんだとか。

そんなエピソードから観音扱いされるとは、なかなか豪運な猫である。


●猫、猫、猫!まねき猫だらけ!






招猫観音の横っちょが、まねき猫の奉納所になっているんだけど、このとおり、猫、猫、猫のまねき猫だらけ。







いちばん小さい豆サイズの猫は300円から奉納可能だ。




これだけの物量戦略でまねいたら、とんでもない幸運が押し寄せてきそうだ。

奉納所は10m四方の1エリアだけだけど、充分見るに値する圧巻の光景である。




まねき猫にはさまれて、ところどころ猫の餌も置かれていたよ。



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