2015/12/15

仕事中に猫の動画を見てもOK!ポジティブな注意散漫は生産性が落ちないことが判明


仕事中に猫の動画を見てもOK!ポジティブな注意散漫は生産性が落ちないことが判明(米研究)





 例え仕事中でも、かわいい動物の動画には抗えないものだ。友達から送られてきたアドレスを開くと、そこには思わずニヤニヤしてしまう動物たちの愛くるしい仕草を収めた動画があったら、つい見てしまうだろう。だが、見終わった後には心に一抹の罪悪感が残る。


 だが、それを気にすることはないのだ。最近の研究によると、動物たちのキュートな誘惑に負けたとしても生産性にそれほど悪影響がないことがわかったという。



ポジティブな刺激はパフォーマンスを向上させる


 イリノイ大学の研究チームは、気を散らす要因にも有益なものと無益なものがあることを確かめる研究を行った。すなわち、おしゃべりな同僚によって気を散らされた場合と子猫の親代わりを務めるゴリラの動画によって気を散らされた場合で、生産性に差が出るのかどうか調査したのだ。



 このために研究チームは、被験者に記憶作業を行ってもらった。この作業の前、幾つかの注意散漫要因によって被験者の邪魔をしている。



 その結果、ポジティブな注意散漫要因には、ネガティブなものと比べて、パフォーマンスを向上させることが明らかとなった。つまり、どうにも可愛い子猫につかの間心を奪われたとしても、目の前の仕事の成果に影響しないということだ。





 実はこれには人間の進化の仕方が背景にある。ポジティブな刺激がネガティブな刺激よりも影響が少ないのは、それを無視した場合のコストが一般的には低いからだ。例えば、潜在的な食糧源を無視することは、肉食動物のような危険性を無視するよりも影響が少ない。


 本研究はそれによって影響を受ける脳の領域など、かなり専門的な内容を扱っている。だが、神経科学の専門家ではない人にとっては、仕事中に微笑ましい刺激に心を奪われたとしても、それほど気にやむ必要はないことが理解できれば十分だろう。


 ということで仕事の途中カラパイアの癒し系動物ネタを多少見てもOKさ。ただ何事も限度というものがあるので、その点はお忘れなく!


 折角なのでポジティブな刺激であるところの子猫の画像とやらをここに投下しておくので、ポジティブな注意散漫とやらで仕事のパフォーマンスを向上させてほしい。


















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