【衝撃】青い目に赤茶色の毛、母親に捨てられたオットセイの赤ちゃん【感動の話】Story of baby fur seals albino abandoned mother
かつての日本領、現在はロシア領である、カラフト島の中東部、北知床半島の先端(北知床岬)沖に位置する無人島、海豹島(かいひょうとう)は、北太平洋地域で有数のオットセイ繁殖地として知られている。
この地にて、オットセイの生態を観測していた写真家が、ポツンとひとりぼっちで、寂しそうに母親がくるのを待っている毛色の違うオットセイの子どもを発見した。
体の形はオットセイなのだが、その毛色は違い、赤茶色の毛皮に青い目をしている。手足にはほとんど体毛がなく、ピンク色の肌がむきだしになっている。
写真家がこのオットセイを発見した時は、木の後ろに隠れて、母親が餌を持ってきてくれるのを待っている感じだったという。
写真家はずっとこのオットセイの子どもを見守っていたが、待てど暮らせど、母親や兄弟たちは戻ってこない。
どうやら育児放棄されたようだ。それでもきっと戻ってきてくれると信じていたオットセイの子どもは、海のそばへとぼとぼと歩いていく。
大勢のオットセイたちが海辺で群れをなしているのだが、この子に近づいてくるものはいなかった。
青い目のオットセイは、先天的にメラニンが欠乏する遺伝子疾患である、アルビノの一種と思われるそうで、目もほとんど見えていないそうだ。
日がな一日待ってもお母さんはやってこなかった。このままでは弱り果てて死んでしまうということで、写真家に同行した、イルカ水族館のスタッフが引き取っていったそうだ。
オットセイの子供は現在、ロシア本土の水族館に別邸を建ててもらって、元気にすくすくと育っているという。
このオットセイは女の子であることが判明、ナファーニャ(Nafanya)と名づけられた。
イルカの専門家の話によると、ナファーニャさんの目は、それほど悪い状態ではないという。
あまり眼が見えないことには代わりがないが、太陽の光を防ぐためのサングラスを着用させることで、薄ぼんやりながら少し見えるようになるかもしれないとのこと。
今は一人ぼっちのナファーニャさんだが、1ヶ月の検疫が終われば、晴れてお友達がやってくることになるという。
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